足底筋膜炎・踵骨棘の痛みってなに?
足底筋膜炎・踵骨棘は踵(かかと)の内側の周辺が特に痛みます。
年齢的には40歳代から、ウエイトオーバーの方が多いようです。
・体重をかけると痛い!
・硬い段差を踏みつけると痛い。
・長時間立っていたり、歩くのがつらい。
・座っていたあと、朝起きた時の第1歩を踏み出すのが特に痛む。
などの症状を主な痛みとしています。
成長期の子供さんの痛みであるシーバー病の痛みともよく似た痛みとも言えます。
レントゲン検査では、踵(かかと)の骨の内側の部分にとげ(棘)が出るような場合もあります。
こうなってくると、踵の痛みはより強いものとなり、
日常生活(家事、仕事)などにも大きな影響を出すようになってしまいます。
(矢印で示しているところが、骨のとげ(骨棘)と呼びます)
一般的な治療としては、
湿布薬、インソール、ストレッチ、マッサージ、電療などで対処されることが多いのですが、
どの治療も、決定的な効果が得られることは少ないのが現状です。
どうしてこのような症状が発症するのでしょうか?
では、なぜこのような痛みが出てしまうのでしょうか?
まず、その大きな要因として考えられるものは、生活様式による踵への負担が主なものです。
・体重の増加による足への負担増。
・立ち仕事、歩くことが多い仕事など足への負担が多い。
このような足への負担が増えることで、踵の一部分に荷重がかかり、
この症状へと移行することが多いようです。
土踏まず(アーチ)の低下を原因とされることが多いようですが、
アーチが低くても、この症状にならない人は多く、
逆にアーチが正常でも、この症状になる人はいらっしゃいます。
このようなことを考慮すると、
やはり、足への体重負荷、立ち仕事やよく歩くなど、その方の環境によるものだと考えられます。
どうすれば足底筋膜炎・踵骨棘の痛みは治るのでしょう?
足底筋膜炎・踵骨棘の治療の原則は、
立っているときに体重がかかる踵の骨に対する負担・衝撃をなくすこと!にあります。
これが足底筋膜炎に対する特効薬と考えていただいて間違いありません。
そのために、当院ではヒールカップインソールを製作しています。
(下の患者さまからの声に、その装具の写真を掲載しています)
衝撃や負担をなくすということをできるのは、ヒールカップしかできません。
このヒールカップはグラスファイバーという特殊素材で作られています。
だから、装具を装着したその時から、『痛くない!大丈夫!』という結果が出るのです。
これは、テーピングや整体、マッサージなどの治療ではできないことなのです。
足底筋膜炎・踵骨棘の装具製作 患者さまの声
兵庫県三田市在住
6か月前からかかとの痛みが出てきて、
ここ1~2か月前からは立つ、歩くのもかなり強くなってきました。
毎日が苦痛で、ずっと悩んでいました。
いろいろなところに通いましたが、何をしても効果がなくてあきらめかけていました。
その時につつじが丘接骨院さんの装具のことを知り、
藁にもすがる思いで装具を作っていただきました。
驚いたのは、作っていただいたその日から痛みがなくなったことです。
装具をすると、不思議なことに立つのも歩くのも痛くてしょうがなかった痛みがなくなります!
しかも、通院したのはわずか3~4回だけです。
最後には、再発の予防ということで穴あきのインソールを作っていただきました。
あの時の痛みは何だったんだろうと思えています。
今は毎日仕事にも通っていますが、痛みはまったく再発していません。
本当にありがとうございました!
足底筋膜炎の痛みを取るためには、ヒールカップインソールが間違いなく効果的です!
しかし、再発そのものを予防するという点では、
写真にもあるように、インソールに穴をあけることで、その部分に体重をかからなくするという方法を使います。
※あくまで個人の感想・経過であり、すべての方に対して装具の効能を保証するものではありません 。