小学生高学年~高校生ごろまでの思春期のあたりの3~4年間が成長期にあたります。
お子様は成長期に一気に身長が伸びるため、膝や足首、ふくらはぎなどに不定期の痛みが生じることがあります。その痛みを総称して成長痛と呼ばれています。成長痛は多くのお子様が経験する痛みで、マッサージのような治療でも痛みが軽減される場合もありますが、まったく効果のない場合も多々あります。
しかしその痛みの原因が成長痛ではなく、重篤なスポーツ障害の場合もあるのです。
様々な治療法がありますので早期発見・早期治療が何よりも大切です。成長期のスポーツ障害と呼ばれているオスグッドは治りの経過も悪く注意が必要な痛みのひとつです。
小さい頃から、サッカーや野球、テニス、バスケットボールなどのチームに入って、毎日のように練習に明け暮れているスポーツ大好きなお子様をもつ親御さんもいらっしゃると思います。
スポーツに参加することで体力がつき、筋肉量も増え、友人も増えることでコミュニケーション力もつくなど様々なメリットがあるのですが、その反面、成長痛やスポーツ障害を患ってしまう可能性もありますので知っておく必要があると思います。
過度な運動をして身体に負担をかけすぎてしまうと、軟骨組織が多い成長期のお子様の骨は痛みが伴いやすく、オスグッドになりやすいのです。
オスグッドを患ってしまうことで、スポーツの度に痛みが生じてしまい、せっかくの仲間との楽しい時間が無くなってしまいます。また、その治療にあたっていて休んでいる間にライバルと差がついてしまう可能性もあるので、休むことを極端に嫌がるお子様もいらっしゃいます。
そこで当院では、装具を装着することでスポーツを休むことなく症状を軽減してくれる画期的な治し方をおすすめしています。(装具療法)