膝関節における慢性の痛みの一種であるオスグッドになってしまう患者さんの多くが、成長期の小学生高学年から中学生が多かったことから、成長過程における痛みではないかと考えられてきました。しかし、オスグッドの発症の原因は「成長」ではなく、「環境」ということがわかってきました。ここでは、オスグッドになりやすい環境についてご紹介いたします。
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膝関節における慢性の痛みの一種であるオスグッドになってしまう患者さんの多くが、成長期の小学生高学年から中学生が多かったことから、成長過程における痛みではないかと考えられてきました。しかし、オスグッドの発症の原因は「成長」ではなく、「環境」ということがわかってきました。ここでは、オスグッドになりやすい環境についてご紹介いたします。
スポーツで同じようにハードな練習をしていても、なぜオスグッドになる人とならない人がいるのでしょうか。オスグッドの痛みを発症する場合、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くしこりになっていることが多くあります。そのしこりができる原因の一つに姿勢があります。オスグッドで悩んでいる人の多くは、姿勢が悪く、お尻が下がってしまうような骨盤が後傾した猫背の姿勢をしています。
正しい姿勢は体重が筋肉や骨にバランス良く分散されるので負担が少ないのですが、日常生活で姿勢が悪くなると体が歪み、足首、膝、股関節など一部の骨や筋肉に負担がかかってしまいます。さらにスポーツで負荷をかけることにより、大きな筋肉の太ももに運動以上の負荷がかかってしまうのです。日頃から姿勢を正すよう意識することが大事です。
痛みが発症しても、適切な処置と休養を与えてあげることで、ほとんどの場合は治ります。
しかし、痛みを我慢しながら運動を続け、患部への適切なマッサージやアイシング、ストレッチなど誤った対処を繰り返すことで慢性化していってしまいます。練習中に「ケア」の時間を作ることも大切です。